スカーフのサイズに迷ったら

スカーフのサイズに迷ったら

こんにちは、スカーフ講師のふくじゅみゆきです。

スカーフをお選びになる時、最初はデザインやお色でお選びになることが多いのではないでしょうか。

お店ではスカーフは畳んで置いてあることが多いですから、まず広げて、もし可能なら軽く折ってスカーフの色柄の出方を見てみましょう。

スカーフを汚さないようにそっとお首元に当てて、色柄がご自身にお似合いになるかも確認してみましょう。

色も柄も好みで、自身によく似合うものが見つかった。でも、サイズはこれで良いかしら。

「自分には大きすぎないかな」「仰々しくないかな」など、サイズについて悩まれることもあるかもしれません。

そこで今日はスカーフのサイズ選びについて記事にしてみました。スカーフを選ばれる際に、少しでもお役立ていただければ幸いです。


おもなスカーフの種類

具体的なサイズのお話をする前に、スカーフの種類を簡単に見てみましょう。

お店で目にすることの多いスカーフの種類は、大判スカーフ、プチ(小判)スカーフ、そしてロングスカーフの3種類です。

ロングスカーフは聞き慣れない方もお見えかもしれませんね。ロングスカーフとは縦横比の異なる長方形のスカーフです。

スカーフというと正方形、ストールは長方形というイメージがあり、実際そう覚えていただいても大きな問題が生じる場面はほぼないのではと思いますが、

縦横比の同じ正方形のスカーフを「スクエアスカーフ」
縦横比の異なる長方形のスカーフを「ロングスカーフ」

と呼んで区別しています。

とすると、「ロングスカーフとストールの違いは?」となるのですが、これまで見聞きしたり調べたりした範囲では、人によって捉え方が異なるという印象を持っています。

残念ながらすべてを言い表す明確な定義や基準はないのですが、ロングスカーフはシルク製が多く、ストールはカシミアやウール、綿や麻が主として使われていることが多いように思います(それでも、例えば販売元がその商品をどうブランディングしたいかに応じて「綿スカーフ」「シルクストール」など呼称は様々です。大きさを基準に大判のものはストール、比較的小さなものはロングスカーフという区別もできそうですが、これも万能ではありません)。


スクエアスカーフのサイズ

ここではスクエアスカーフのサイズについてご紹介しますね。

先ほど挙げた大判スカーフとプチ(小判)スカーフですが、おおよそ次のサイズが一般的です。

大判スカーフ 88cm以上のもの
プチスカーフ 66㎝以下のもの

大判スカーフのなかでも88㎝四方のものをレギュラーサイズと呼んだりします。

大判サイズは88㎝以上なので、100㎝や120㎝、140㎝なども目にします。

プチスカーフは大判スカーフよりサイズ展開が様々かもしれません。45㎝や50㎝、55㎝などもよく見かけます。

それぞれのブランドがそのブランドコンセプトを反映して様々なサイズのスカーフを展開していますので、例えば市場には70㎝四方のものなどもあります。

そのため、全てが上の基準に当てはまるわけではないのですが、私たち講師もお店の方もやはりレギュラーサイズを基準に区別しているところがあり、70㎝四方だとレギュラーサイズより小さいのでどちらかというとプチスカーフの方に分類しているように思います(「中判スカーフ」と呼んでいる方もいらっしゃいます)。


サイズだけではなく、素材や色柄、織り方も大切なポイントです

スカーフのサイズに迷っているとき、実はサイズ(=面としての広さ)ではなくてボリューム等で迷っているということがあります。

同じシルク素材のスカーフもその織り方によってだいぶ印象が異なり、同じサイズでも見え方が変わることはスカーフを選ぶ際の大切なポイントです。

例えば、一番見る機会の多い綾織りのスカーフも厚みの違いで巻いた時のイメージが異なります(同じ綾織りのスカーフでも、16匁、22匁など生地に使われたシルクの量が異なります。厚いほどハリが出てスカーフの存在感が増します)。

またシフォンやデシン織りのスカーフは柔らかく、同じ大判サイズの綾織りのスカーフに比べてボリュームが抑えられ、柔らかい優しい雰囲気になります。

スカーフを選ぶ際には、織り方(密度)によって巻いた時の印象が変わることも踏まえてぜひサイズもご覧になってくださいね。


スカーフのサイズに迷ったら、こんなふうに選んでみましょう

それでは、実際にはどんなふうにスカーフを選べば良いでしょうか。

それぞれのサイズの特長(どんなアレンジが得意か)や織り方(ボリュームがどう出るか、扱いやすさはどうか)などを踏まえると選びやすくなりますね。

サイズごとの特長

大判サイズは色柄全体を活かしたアレンジメントができるほか、長さがあるので、スカーフの縁で優雅なドレープを見せたり、幾重にも折り重ねたりすることができ、華やかなアレンジメントを行うのに向いています。

そのため、シンプルなアレンジがお好きで、あまり華やかなアレンジメントはすることがないようでしたら、ご自身の身長にもよりますが88㎝よりも小さいものがお薦めです。

特にコーディネートのアクセントに少し色を足すアイテムとして、お首元に簡単に結ぶ、シャツやニットの襟ぐりに入れてしまうといったスカーフの使い方を想定されている方でしたら、プチサイズの方が襟元がもたつかずお使いになりやすいと思います。

結ぶことを考えるとプチサイズは長さがあまりない分、複雑なアレンジメントは難しいですが、かといってシンプル一辺倒という訳ではなく、スカーフクリップやスカーフリングを使えば結ばずに少し華やかなアレンジメントも可能です。

あと余談ですが、プチサイズはお財布にも優しいのが嬉しいですね。

織りごとの特長

綾織りのシルクスカーフは色柄が(シフォンなどに比べて)はっきりしていますので、スカーフを主役にするアレンジメントが得意です。

形も作りやすいので、シンプルなアレンジメントはもちろんのこと、華やかなアレンジメントにも向いています。

逆にあまりスカーフを主張したくないなと思う時には、見せる分量を減らしたり、プチサイズを使うなど、少し工夫が必要です。

綾織りは織りがしっかりしている分、暖かさも抜群です(逆に夏場はしっかり巻いてしまうと暑いですね)。

シフォンのスカーフは織りが甘い分、涼し気で、柔らかい印象になります。同じサイズでも綾織りのスカーフよりボリュームを抑えられるので、さりげなく巻きたい方にはお薦めです。

ただ、このことの裏返しで、柔らかい分、形を作りにくい場合があります。

綾織りなど、厚手のもの シフォン、デシン織りなど、薄手のもの
大判スカーフ
  • 形が作りやすい
  • ボリュームを出すアレンジも得意
  • シンプルだけでなく、華やかなアレンジメントも得意
  • 色柄を広く見せることもできる。
  • 暖かい
  • プチスカーフよりもお値段がはる
  • 広い面積で色柄を見せることができる
  • 柔らかいため、形が作りにくい
  • ボリュームを抑えた装いが得意
  • 柔らかで優しい印象になる
  • 織りが甘いため涼やかで、綾織りよりも夏場は使いやすい
  • プチスカーフよりもお値段がはる
プチスカーフ
  • 形が作りやすい
  • 長さがないので華やかなアレンジには工夫が必要(スカーフクリップの利用など)
  • シンプルなアレンジ、コーディネートの差し色使いに便利
  • 大判スカーフよりもお財布に優しい
  • 柔らかいため、形が作りにくい
  • ボリュームを抑えた装いに向く
  • 大きさによってはスカーフクリップやスカーフリングの大きさと合わない場合がある
  • 大判スカーフよりお財布に優しい


お気に入りの一枚でスカーフライフを楽しみましょう

いかがでしたか。

お好きな色柄で、かつ、ご自身にとって使いやすいサイズのスカーフが見つかると日々の生活でスカーフに手が伸びる頻度もぐっと上がりますね。

また別記事で、同じ織り方でサイズ違いのスカーフを同じ折り方で結ぶとどう見えるかの比較も行いたいと思います。

お気に入りの一枚とともに素敵なスカーフライフを楽しみましょう。