感性と理論

感性と理論

みなさん、こんにちは。

スカーフアレンジメント教室 M.F.MILLE-FEUILLE、スカーフ講師のふくじゅみゆきです。


スカーフの世界、その魅力のひとつにアレンジメントの美しさがあります。

たった一枚の布が想像もつかないほど多様な形に変わる。

とりわけシルクスカーフのアレンジメントは、その陰影の妙に息を呑むのです。

たった一枚の布だからこそ、アレンジメントは無限に豊かに広がり続けます。


私がまだ講師になる前、アレンジメントは感性、センスがものを言うのだと思い込んでいました。

もちろんどんなアレンジメントを作り上げるのかにおいて、感性によるところも大きいのも事実です。

アレンジメントの最終形がパッと目に浮かび、それに向かって一息に手を動かすとき、

逆に、とくに最終形を定めずに、手を動かしながら気の向くままに形作っていくとき、

どちらの場面でも、スカーフのどこをどう折り、どう結ぶのか、感性に導かれる部分がどうしても出てきます。

ですから、私たち講師はスカーフだけでなくこの世界を満たす美しいものを意識的に視ることを心がけています。


でも、絵画や音楽、どんな芸術もその道を極めようとされる方は理論も学んでいらっしゃいますよね。

スカーフにもまさに同じことがあてはまります。

美しいことは当然として、崩れにくさ、肌にあたる時の快適さ、素材ごとの特長を活かした表現の違いなど、そうしたことも踏まえねばなりません。

そのときに大きな役割を果たすのは経験に裏打ちされた理論です。

前回「折目正しさ」という記事を書いたのですが、その折目正しさはアレンジメントを行う際のこうした考慮要素の中にも現れるように今は感じています。


感性と理論、スカーフ講師としてどちらも一生磨き続けたい、そう思っています。